しっかり学ぶスペイン語―文法と練習問題桜庭 雅子 /貫井 一美
ベレ出版 刊
発売日 2000-06
言葉は通じればいい! でも、まずば文法からということで 2005-05-19
この本の構成が、"基礎"、"初級"、"中級"、"上級"と4つに別れているのですが、それは世間一般で言うところの、スペイン語の初級レベルの学習プロセスを4つに分けましたということですね。それだけ段階を追って、文法の基礎が学べるという事です。従って、上級と書いてあったからと言って及び腰にならないで早速最初から順に片付けていきましょう。多分全くスペイン語を知らない方が始めると、いきなり最初から"私は、旅行会社で働いています"な〜んて例文が載っていて何これ動詞はどう活用してこうなってるのとか考え込んじゃうと思うのですが、そんなことお構い無しに、最初は丸暗記でどんどんやります。そのうち徐々に分かってくるので大丈夫です。しかし! 説明不足ですね。若干。これは、昔一通りスペイン語を勉強している人でないと、最初少しきつすぎて途中で投げ出してしまうかも。なぜならば、最初から知る訳も無い単語が文章中にどんどん出てくる。一つ一つの文章に対しての文法的な解説はあるものの、単語が分からないと結構きついでしょうね。単語だけまとめて欄外に抽出して"覚えて下さい"とやるなり、何か良いアイディアは無かったのでしょうか。また、CDの吹き込みに関して一つだけ良くない点があります。文章をスペイン語で読んでから日本語の訳を言ってくれるのは良いのですが、ところどころ日本語を言ってからスペイン語が続く部分があり、例えばiPOD等のMP3で通勤途中に聞く場合、頭の中で混乱が生じます。順番は統一した方が良かった。そして、全くの初心者の方は、さらにもっと易しい参考書に落とした方が良いかもしれないかなと感じました。
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