スラヴ語の小径―スラヴ言語学入門山田 勇
大学教育出版 刊
発売日 2006-05
スラヴ言語学入門と有りますが、難しいです 2006-06-17
入門と書かれている割にとにかく難しいです。ロシア語専攻の大学1・2年生、又これからスラヴ語を何か始めてみようかな、等と考えている方が読むものでは有りません。スラヴ諸語の入門的読み物なら、現代書簡から出ている『羊皮紙に眠る文字たち』を断然お勧めします。
こちらは本格的な言語学書なのです。論文のような感じの構成で、結構突っ込んだ内容まで書かれています。
また、スラヴ諸語全てを扱っているのではなく、著者の専門であるロシア語とブルガリア語の記述が殆どです。その他のスラヴ諸語を主にご存知の方には、余り役に立たないかもしれません。
お勧めできるのは、ロシア語学かブルガリア語学がご専門で、尚且つスラグ諸語比較・対照研究の心得のある大学4年生から大学院生くらいの方です。
逆に言えば、上記を専門とされている方には必読の一冊と言えるでしょう。
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