国際会議・スピーチに必要な英語表現―和英対照・表現事例J.C.マスィーズ /D.W.スティーブンソン /篠田 義明
日興企画 刊
発売日 1994-03
スピーチをするときは、聞き手になじみのある表現を使って話を前に進めていく。一般に日本語でも、「本日は、お忙しいところお集りいただき…」といった、決まり文句がよく使われる。
さて、グローバル化によって好むと好まざるとにかかわらず、国際舞台では一般的に英語がコミュニケーションの手段として使われている。英語を第一言語としない人でも、必要にせまられ、英語でスピーチをせざるを得ない状況は増えてきた。しかしそういった人は、英語の「決まり文句」を耳にする機会が少ないため、教材を使って学習しなければ、身につけることができない。
本書は、英語で発表したり、あいさつしたり、質疑を交わしたり、会議で司会をしたり、運営したりするときの決まり文句と慣用的な模範例を集めた文例集である。この文例集で、日ごろから英語の「決まり文句」を覚えておくと、いざというとき役に立つ。また、英語のスピーチ原稿を書くとき、会議のアジェンダを作成するときにも役立つハンドブックである。(金田地栄子)
初・中級者向けの会議英語参考書 2005-11-05
会議での挨拶、会議の議長や司会者が使う表現、発言者が用いる表現、事務局が用いる表現が簡潔にわかりやすくカバーされている。すべての例文に和訳がついていることに加え、文字が比較的大きく、レイアウトも工夫されているので、自分の探している表現が見つけやすい。その分、文例は少なく、何度も国際会議に出席する人や、上級者には物足りない。初めて国際会議に出席する人、英語の初心者の人向けの本であろう。
本書の文例の半分程度が録音されているCDが別売されている。英文自体は簡単なものなので、あえてCDを聞く必要もないと思われるが、会議英語に耳をならすために、聞き流したり、シャドーイングしたりするにはよいのではないだろうか。
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