忍者ブログ

語学学習の教材を集めました。各国語毎に分けてあるんで探してください。

2025.06┃ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
HOMEスペイン語の記事
2025-06-12-Thu 22:02:57 │EDIT
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2006-08-30-Wed 00:00:00 │EDIT
2006-08-30-Wed 00:00:00 │EDIT
中級スペイン文法
中岡 省治 /伊藤 太吾 /福嶌 教隆 /出口 厚実 /西川 喬
白水社 刊
発売日 1995-05



5年以上の長期に渡って本格的にスペイン語を学習する“覚悟”のある人にはお勧め 2004-10-16
 スペイン語の学習を始めて2年半。常々、目的語の重複表現について疑問を感じていました。例を挙げると<darselo+a+間接目的語>と言うべきなのか、それともseは省いて< darlo+a+間接目的語>で済ます事ができるのかがどうしても理解できずにいたのです。
 職場仲間にスペインやホンジュラスで通算3年暮らした経験のある人がいて、この件について教えを請うたところ、彼が取り出してきたのが600頁以上もある本書でした。本書によって私の疑問は見事氷解しました。
 他にも本書が解決してくれた疑問は多数あります。
 例えば「泥棒は逮捕された」という受動文を「Se ha detenido a los ladrones.」と表現する場合がありますが、「泥棒は」という主語の前になぜ前置詞「a」が必要なのかが理解できずにいたのです。
本書によって、私がこれを再帰受動文の一種であると誤解していたことが分かりました。この文は受動文のように和訳するとはいえ、実際は無人称の「能動文」であり、「泥棒」は主語ではなく直接目的語だったのです。
 ネット上で本書の評判を確認したところ、スペイン語を専攻する大学生に推奨されることが多い、本格派向けの文法書のようです。確かに職場仲間の彼もかつてはスペイン語専攻の学生でした。
 スペイン語は英語に比べればなかなか手強い言語です。学べば学ぶほど文法上の疑問が次々と沸いて来ます。スペイン語を大学で学んだ経験のない私のようなサラリーマンがこの言語の奥の奥まで分け進むと、目の前の霞は濃くなるばかり。そんな私にとってこの文法書は霞を振り払い、視界を晴らしてくれるありがたい書でした。
 書名を「中級スペイン語文法」ではなく「中級スペイン文法」としたために、ネット上で検索の仕方を誤って本書に辿り着けない学習者が多いでしょうが、腰を据えて学習する意思のある人には強くお奨めしたい一冊です。


さらに詳しい情報はコチラ≫


2006-08-30-Wed 00:00:00 │EDIT
スペイン語の贈り物スペイン語の贈り物
福嶌 教隆
現代書館 刊
発売日 2004-08



コミカルな挿画までが著者の手になる、まさに「贈り物」ともいえる好著 2004-08-26
 著者はNHKスペイン語講座の講師を長年務めてきた人物。過去10年間に語学講座のテキストに執筆してきたコラムを中心に構成した一冊です。
 第1章「スペイン語の世界」では、スペイン語の変遷史や辞書の歴史、言葉遊び(回文やなぞなぞ)や擬音語など、スペイン語の様々な相貌を見せてくれます。
 第2章「スペイン語と日本語」と第4章「スペイン語文法Q&A」は「日本人の間違えやすいスペイン語のミス」について教えてくれます。「学べば学ぶほどかえって疑問が増えて」きた学習者にはうってつけの章です。
 例えばhacerを用いた使役文(〜させる)についての以下の説明:
?不定詞が自動詞の場合、被使役者は直接目的語の形をとる。
?不定詞が他動詞の場合、被使役者は間接目的語の形をとる。
 私はこの説明を読みながら思わず「そういうことなのか!!」と声をあげてしまったほどです。
 他にもel hecho de que〜の後に接続法を用いる場合と直説法を用いる場合の差異についてなど、実に明快な解説をしてくれていて、嬉しさのあまり涙が出そうになりました。
 第3章「からだで覚えるスペイン語」は日本語でいえば「のどから手が出る」の類いの身体部位を含む慣用表現を取り上げています。「Me voy a planchar la oreja.耳にアイロンをかける」(=寝る)など、スペイン語の豊かな表現力に触れることが出来ます。
 ただし、本書はその出自が語学テキストですので、ある程度以上のスペイン語力がある人でなければ楽しめません。殊に最終章「チャレンジ」は月刊「言語」に執筆された原稿ですから、言語学の知識が要求されます。
 ラジオ講座の応用編にそこそこついていける程度の力がある人、もしくはそれを目指して人一倍勉強を続ける意志のある人が先物買い的に購入することをお奨めします。
 それ以外の人には、この「贈り物」は気に入ってもらえないでしょう。


さらに詳しい情報はコチラ≫


2006-08-30-Wed 00:00:00 │EDIT
今すぐ話せるブラジルポルトガル語 入門編今すぐ話せるブラジルポルトガル語 入門編
香川 正子
ナガセ 刊
発売日 2000-09



最高に実用的 2002-08-11
英語と違って、ブラジルポルトガル語を学ぶ一番の目的は、なんといっても現地で話すこと。この本のいいところは、そんなシチュエーションを集めて、会話文を使って学べるようになっているところです。文法の説明や、文化の違いについてのコラムなんかもありますし、なんといってもCDがついてこの値段なのは安いと思います。


さらに詳しい情報はコチラ≫


2006-08-30-Wed 00:00:00 │EDIT
今すぐ話せるスペイン語 入門編Ver.2今すぐ話せるスペイン語 入門編Ver.2
カルロス モリーナ /奥田 義郎
ナガセ 刊
発売日 2004-03



文法を一通り修めた上で手にするには非常に良く出来た学習書 2004-06-05
 日本人がスペインに入国してから帰国するまでに使うであろうと想定される日常会話を散りばめたスペイン語学習書です。Ver.2となっていますが、99年刊の同名書を改訂したもののようです。
 金額の単位はペセタではなく2002年に導入されたユーロを使っていますし、インターネットカフェや電子メールに触れた会話例文も盛り込まれているので、比較的最近の事象にも対応しようという配慮が見られます。
 2枚の付属CDはスペイン人の男女が例文を、最初はネイティブ並みの速さで、そして2度目は読者が発音練習出来るようにスピードを落として吹き込んでいます。発音は大変明瞭です。ちなみに男性は神奈川大学の教授、女性は日本の外交官に外国語を教える外務省研修所の講師ということです。
 「入門編」とは銘打たれていますが本書では文法説明がかなり簡略化されているので、一通りスペイン語文法を修めた学習者がステップアップのために基本的な日常会話を勉強しようという際に使用することをお勧めします。文法知識がないまま例文を丸暗記するのは時間がかかる上に苦痛を伴うと思います。本書を効率的に活用するためにも、外国語学習の近道である文法を他書で当たってからのほうが良いでしょう。スペイン語は動詞がかなり多様に活用しますが、文法規則を身につけたほうが早く覚えられます。これは私自身の経験則ですが、多彩な顔を見せるスペイン語の動詞の活用を驚きながら楽しむくらいの心持ちで臨むと学習がはかどると思います。


さらに詳しい情報はコチラ≫


カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
最新TB
プロフィール
HN:
カヲル
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最新コメント
Google
Powered by 忍.jp Design by Alphaあるふぁ
Copyright © 2006 ことばの勉強!外国語マスター! Some Rights Reserved.
http://pera2.blog.shinobi.jp/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E8%AA%9E
忍者ブログ[PR]